自動車界と世間に衝撃的なニュースが走りました。日産自動車の会長カルロス・ゴーン氏が逮捕されるとのこと。
そこで今回はゴーン会長が逮捕されるに至った理由と世間の反応など気になる情報を集めました。
もくじ
日産・ゴーン会長が逮捕される理由は?
ニュースによると19日の夕方、カルロス・ゴーン会長が自分の報酬額を少なく申告した疑いがあるとして逮捕される可能性が高いです。
現在は事情聴取を受けているとのことでした。
ゴーン会長が提出している有価証券の報告書の内容に、東京地検特捜部が金融商品取引法違反の疑いをかけています。
つまり虚偽の報告があるということですね。
ネットにあったのですが、3月期決算で報告していた報酬が今年だけ突然減ったのにも理由があるのでしょう。
2011年:9億8200万円
2012年:9億8700万円
2013年:9億8800万円
2014年:9億9500万円
2015年:10億3500万円
2016年:10億7100万円
2017年:10億9800万円
2018年:7億3500万円
容疑が固まり次第、逮捕するとして任意同行したのですが、任意同行するということは、よほど根拠がある内容を掴んでいるということでした。
ゴーン会長に批判の声多数!保釈金払ってすぐ出て来ちゃう!?
また、ゴーン会長の逮捕を受けて世間の反応を集めてみました。
まずは圧倒的な批判の声です!「逮捕の内容がセコすぎる」「ここまで稼いてまだお金が欲しいの!?」と呆れた声がネットに寄せられています。
ゴーン脱税しなくても、生きていける方向性なのに、なんでやった?節約して会社大きくするにしても、そっちの方向性なのは・・・
— ダサ人@キリエ (@dasabito) November 19, 2018
カルロス・ゴーンが何をやらかしたのかと思ったら、要は脱税?
セコイわ。— さすけ (@lovelysasuke) November 19, 2018
ゴーン会長について私はよく知らなかったので調べると、異名は「コストキラー」だそう。
ゴーン会長がかつて大手タイヤメーカーの「ミシュラン」に在籍していた時、わずか30歳で3億ドルの市場がある南米ミシュランの最高執行責任者に任命されています。
破綻しそうな会社を立て直す才能がピカイチで、徹底的にコスト減を図る人物なんだとか。
実際に日産の主力工場を閉鎖したり、グループ全体で人員・2万1000人を削減したなど、大規模な計画を進めました。
そのため、2000年には日産の社長職やCEOとなり、2005年にはルノーの社長にも就任するなど、経営手腕が素晴らしい人だったとか。
また、2016年燃費の不正が発覚した三菱自動車と業務提携し、三菱の会長に就任するなど、日本の自動車業界において、トップ中のトップだった人でもあります。
そういう人物像だっただけに、「自分の報酬を少なく報告するなんて信じられない」と批判が高まっているのですね。
ゴーン会長の資産や年収はいくら?
経営手腕に長けた人だということが分かるように、現在に至るまで世界の自動車業界における責任者の席を渡り歩いた人です。
そのためたくさんの企業から多額の報酬を得ているので、実際の額はいくらか調べてみました。
なんと2016年度のゴーン会長の年収は約20億円以上になると言われています。
日産だけでも当時10億9800万円あったと言われていて、ルノーの年収は約9億4000万円、三菱の会長職での年収も合わせると想像をはるかに超えています。
また、有価証券・株などを合わせても資産100億円以上は間違いないとか。
ということで、「ゴーン会長が逮捕されたところで、保釈金額が少なすぎてすぐ支払えるから、出て来ちゃうよ!」と批判の声も集まっています。
それに追加の課税を払えば事なきを得るという事ですね。
また、資産があるということは雇える弁護士軍団の質もすごいだろうということで、東京地検特捜部が検挙しても、逃れられちゃうだろうという意見もありました。
日産・ルノーへの影響が懸念される!
今回ゴーン会長が逮捕されたことで、自動車業界全体への影響が懸念されています。
ゴーン会長は経営危機に陥っていた日産を立て直した人物なので、自動車業界が頼りきっていて、相当な額の報酬が支払われていました。
今回の逮捕のニュースにより、日本の自動車業界がゴーン会長から離脱できるチャンスではないかという見方もネットにはありました。
今後の展開がわかり次第、追記したいと思います。
追記:カルロス・ゴーンの解職が発表
日産自動車は報道を受けて事実を確認するとしていましたが、先ほどカルロス・ゴーン会長の会長職と代表取締役職を速やかに解くことを発表しました。
日産の素早い対応に賞賛の声が上がっていますが、カルロス・ゴーンについては今後も話題に事欠かないでしょう。