嵐の大野智や木村拓哉の妻・工藤静香など、
芸能人がアート活動を行うことがあります。
香取慎吾もその一人ですが、
仕事の合間に制作した絵が話題で、
9月19日からパリ・ルーブル美術館で展示されます。
そこで今回は香取慎吾が描いた絵について、
絵を鑑賞する時のポイントなど
具体的にご紹介します。
香取慎吾のアーティスト活動に世界が注目!
香取慎吾は芸能活動と並行して
絵を描き続けていたそうで、
今アーティストとして注目が集まっています。
自分の絵について話している香取慎吾は
童心に返っているような、
率直で柔らかい表情をしていますね。
仕事へ向かう時も絵の具は持ち歩き、
アトリエ以外でも描けるようにしているほど、
絵を描くことが大好きとか。
絵を描くときはテーマなど何も決めず、
描きたいことを描くというスタイルで、
その場で拾ったダンボールに描くことも。
「意識して描こうとすると満足のいかない作品になる」
と言っていることから、感性の赴くままに
キャンバスへぶつけているといった様子です。
例えば4月6日公開映画『クソ野郎と美しき世界』の
『慎吾ちゃんと歌喰いの巻』でも絵が並んでおり、
香取慎吾の才能を遺憾無く発揮しています。
草間彌生が才能を大絶賛!香取慎吾は影響を受けている?
また、香取慎吾の絵を見た草間彌生は
「世界的に活躍する画家になる」
と断言しています。
前衛芸術家の草間彌生さんとSMAPの香取慎吾さんが初対面した。「アートと愛」をテーマにお互い“芸術への愛”を語り合うなかで、草間さんは香取さんが描いた絵を大絶賛した。
「あなたが’98年に出された画集『しんごのいたずら』を見させていただきました。わぁ、この人は絵描きになったら世界的に有名になるんじゃないかしらって思ったの」。
「あなたの絵からも愛を感じます。作品集にあるキスの絵なんて、“絵描き”と呼ばれる人は恥ずかしがって描かないけれど、あなたは描く。あなたの絵は全部好きよ」。
引用:集英社ハピプラニュース|HAPPY PLUS(ハピプラ)
そんな草間彌生から影響を受けたかのように、
香取慎吾の絵にはアメーバのようなモチーフが描かれ、
ドットで表現されています。
これは2018年3月に香港で制作した壁画
『大きなお口の龍の子』です。
ファンに人気で新名所にもなっているとか。
他にもドットをたくさん用いた絵があります。
こちらの絵は草間彌生の作品ですが、
モチーフの配置や色使いなど、
やはり、彼女に通じるような表現が見えますね。
香取慎吾の作品を画像で鑑賞!世界の画家と比べて面白い!アート作品まとめ
なお、香取慎吾の絵には
草間彌生的な表現が見られますが、
作品別でかなり画風が違います。
そのため、香取慎吾の絵を
「ピカソに似ている」の一言で
結論づけるのはやや乱暴な気が。
これは個人的な感想ですが、
彼は「好きなアーティストや
絵の影響を受けている」のではないでしょうか。
そこで、香取慎吾の絵について
他のアーティストの作品と共に魅力をご紹介しますので、
鑑賞する時のポイントとして活用ください。
力強い線や一発書きのようなタッチが魅力!
『火のトリ』は、香取慎吾が仕事に行き詰まり、
気持ちを入れ替えるために描いた作品です。
(2017年出品:日本財団DIVERSITY IN THE ARTS企画展)
この絵には、美術界のジミ・ヘンドリックスと言われ、
世界的有名なバスキアの絵のような
力強い落書きっぽさが感じられます。
また、花束をシンプルかつ
大胆に描いた絵もあります。
これは例えば「愛を描いた画家」と称される
シャガールのような筆使いに似ています。
香取慎吾はポップで明るい壁画が得意!
また、これは2016年にパラリンピック競技団
共同オフィスのエントランスに描いた壁画で、
「i enjoy!」がテーマ。
この壁画は高さ2.6m×横6.1mで、
翌年には制作ドキュメンタリーも
放映されています。
こちらは2011年にシルク・ドゥ・ソレイユ
「ダイハツ クーザ」東京公演開幕を記念した絵画。
たくさんの顔や太陽など、不思議な感じの絵です。
これらの作品に共通する点は、
村上隆の作品に見られる花やニコちゃんマークのような
モチーフが散りばめられている所です。
個人的には色彩感覚も似ているような気がします。
カルティエとコラボアート!強い色彩とコラージュが特徴
Special thanks to @ktrsngofficial for his original artwork celebrating #Tank100 in Tokyo. https://t.co/eWCT4tS5uU #CartierTank #ShingoKatori pic.twitter.com/ZBiyRNpW3B
— Cartier (@Cartier) November 21, 2017
2017年にカルティエに提供したアート
『時間がたりない:need more time』は、
タンクから連想したモチーフが自由に踊る作品です。
これはアンリ・マティスの「ミモザ」にあるコラージュ
(複数の要素を切り貼りする手法)や
コントラストがはっきりした所が似ているかもしれません。
その他にも自由な発想で描いた
作品が多く見られます。
香取慎吾は絵を描くことが生きがい!
香取慎吾はインタビューで
「絵を見てほしい」と素直に言っているので、
人々が鑑賞してくれることを楽しみにしているようです。
これからは芸能活動だけでない一面も
たくさん見られそうですね!
